出勤という方が多いようです。
年始ということもあって、どこの会社でも、初詣に出掛けられる
ことも多いのでしょう。
私が働いている会社の窓から、神田明神が見えるのですが、
1月4日は、ほぼ一日中人だかりでいっぱいでした。
ここは、いわゆる「商売の神様」でもありますので、縁起を担ぐ
会社のビジネスマンが集まるのは、むしろ当然のことかもしれ
ませんが・・・。
いっぽう、私は昔から、ほとんどといって縁起を担いだことが
ありません。
これだけは、私の性格上、どうしようもないとも思うのですが、
非論理的なものに対しては、信じる信じない以前に、なぜか
嫌悪感のようなものを感じてしまうのです。
これは小学生の頃からそうで、おばけ、幽霊、心霊現象、占い、
たたり、呪い、宗教などの話題が出るたびに、
「そんなもの、あるわけないだろう。もしあるのなら、構わない
から俺を呪い殺してくれ。それができたら信用してやるから」
のようなことを、いつも言っていました。
まぁ、呪い殺された後で信じることなんて、もちろんできるわけ
ないのですが、幸いにも未だに呪い殺されていないところを
見ると、やっぱりそんなものは無いのだろうと思います。
昔からこんな性格でしたので、神社のお守りの類は一度も持った
ことがありませんし、俗に言われる厄年というものも、いったい
いつからいつまでが厄年なのかさえ、私は全く知りません。
とにかく、このようなことに興味が無いのです。
私の中では、宗教家や占い師なんて、しょせん詐欺師と紙一重に
しか見えず、不安を煽ってお金を使わせる悪徳ビジネスマンと、
なんら変わらないように思えてくるのです。
ただ、参考までに言えば、相手の不安をあおるというのは一種の
ビジネスの常套手段で、
「これ以上競争が激しくなると、会社はいつ潰れてもおかしくない」
「会社が潰れると、その時点でサラリーマンは収入を失う」
「また、サラリーマンはいつリストラされるか分からない」
「こんなリスクの高いサラリーマンを、いつまで続けるのか?」
といったセールストークで、高額なネットビジネスのマニュアルを
販売している個人事業者が、少し前までは、インターネットで検索
するだけで、いくらでも出てきたものです。
(最近の傾向については、私もよく分かりませんが・・・)
上記のセールストークと、
「厄年には、必ず災いが続く」
「これを避けるためには、神社で厄除けの祈祷(だか、おはらい
だか知りませんが)をしてもらわなければならない」
「更に、これこれの厄除けグッズを買わなければならない」
といった論理展開は、私には同じものに見えてしまうのです。
これはある新興宗教が行っている、高価な壷を買わせるテクニックも、
全く同じです。
誤解を恐れずに言えば、宗教のうちほとんど全てのものは、しょせん
一種の商売(ビジネス)なのでしょう。
更に言えば、一部の占い師に至っては、ほとんど詐欺師と同じだと
思っていますので、元々は銀座のホステス上がりだった女性占い師が、
なぜあれほど持てはやされるのか、私には理解できません。
私はカードマジックについて、10年以上前にかなり研究した時期が
ありましたが、カードマジックで使う予言のマジックのトリックと、
占い師が自分の占いが当たっていると思わせるテクニックは、
実はほとんど同じものなのです。
具体的に書くと、いくら紙面があっても足りませんので省略しますが、
ごく簡単に書けば、多くのケースで「あいまいさ(マジシャンズ
チョイス)」「オール」「フォーシング」といったテクニックを多用
しています。
私は断言しても構いませんが、占い師が人の運命を当てることなんて、
できるわけがありませんし、ましてや人の運命を左右することなど、
できるはずが無いのです。
これは、どんな超能力に見えるマジックにも、必ずタネがあることと、
全く同じことでしょう。
ただ、このことには例外があり、占い自身は当たらないにしても、
逆が成立することは、かなり多いかもしれないという気もします。
逆とは、占ってもらった人が、
「今年1年、私の運勢は最悪なんだ!」
と思い込むことで、そのことが潜在意識にインプットされてしまい、
結果的に、次々と悪いことを引き起こしてしまうということです。
「今年の私は最悪!」
なんて常に考えながら行動していると、何をやってもうまく行く
ことなんて、あるわけがありませんので・・・。
占いは嘘っぱちですが、それを心から信じてしまうと、おそらく
その通りになってしまうことはあるだろう、という気がします。
したがって、詐欺師のような占い師でも大いに使い道はあり、
会社が占い師と個別で契約して、弱気になっている社員や、
うつ病になりかかっている社員に対して、
「あなたの四柱推命における星の配列によれば、悩める心は2月頃
にはすっかり回復し、春頃から最高のビジネスの運勢を迎える
でしょう。この運勢は長期間続くので、数年間は何をやっても
うまく行きます。自信を持ちなさい」
のような占いを毎回たててもらえば、信じやすい社員はすぐに、
やり手ビジネスマンに変身してしまうような気がするのです。
これは、産業医や産業カウンセラーならぬ、産業占い師とでも
呼ぶべきでしょうか?
私が今回書いたことは、かなりの極論かもしれません。
かつ、私は日本古来の伝統である初詣や神社、仏閣というものを、
否定しているわけでもありません。
ただ、あまりにも大勢の人が集まるところに、縁起を担ぐだけの
目的で出かけていくとしたら、果たしてそれはいかがなものだろう
という気はしていますが・・・。
まぁ、お祭り気分で出かけていって、雰囲気を楽しんで帰る分には
構いませんが、それ以上でもなければそれ以下でもない。
縁起物というものは、せいぜいその程度のものなのでしょう。
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